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【オーストラリアでの部屋の契約方法】日本との違いを踏まえて具体的に解説

Posted by TeradaTamaki on 22/04/2024
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オーストラリアで家を借りることは、人生の新しい章を始めるエキサイティングな経験です。しかし、海外で物件探しをするのは、慣れない言語や文化の中で、日本の賃貸システムとは異なる手続きをこなす必要があるため、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、オーストラリアの不動産の専門家として、オーストラリアでの部屋の契約方法を、日本との違いを踏まえて詳しく解説します。

入居まで

1. 物件探し

まず、希望の地域、予算、間取り、設備などを決めて、物件を探しましょう。オーストラリアでは、現地のオンラインプラットフォームで探すことが一般的です。日本と同様に現地の物件検索プラットフォームでは、写真や詳細情報を確認しながら、絞り込み検索することができます。

また、リロケーションエージェントを利用するのも有効です。リロケーションエージェントは、希望条件に合った物件を提案するだけでなく、内覧の手配や契約手続きまでサポートしてくれます。

2. 物件視察

気になる物件が見つかったら、実際に内覧してみましょう。内覧では、物件の状態や周辺環境、設備などをしっかりと確認することが大切です。

3. 申し込み

内覧後、気に入った物件があれば、申し込みを行います。申し込みには、身分証明書や収入証明書などの書類が必要となります。

4. バックグラウンドチェック

申し込みの過程として、クレジット履歴や過去の賃貸履歴などのバックグラウンドチェックが行われます。

5. 賃貸契約準備

バックグラウンドチェックに合格すると、24時間以内に不動産会社より下記の支払いを求められます。

  • 保証金お家賃の4週間分の支払い:1週間のお家賃は900ドルを超える場合には追加で請求される場合があります。退去時に変換されますが、修繕費などに充当される場合もあります
  • 家賃1ヵ月分の前払い:申し込みが通った後にすぐに請求されるので、事前に準備をしておいてください。

6. 賃貸契約締結

不動産管理会社より契約書が送られてきます。ほとんどの契約書は、オンラインの契約書になります。契約書には、家賃、契約期間、退去時の条件等が記載されているので内容よく確認しましょう。

7. 契約形態

オーストラリアの賃貸契約は、一般的に6ヶ月または1年の固定期間で、その後自動的に更新されます。日本では2年間の定期借家契約が一般的ですが、契約期間や保証金、礼金などの違いに注意が必要です。

8. 引っ越し

契約書に署名し、保証金を支払ったら、引っ越し準備を進めましょう。合意された日付に従って鍵を受け取り、引っ越すことができます。

入居後

1. コンディションレポート

入居後約1週間以内に、物件の状態を確認するコンディションレポートを作成します。退去時に同じ状況で物件を引き渡せるように、隅々まで確認しましょう。

2. 家賃支払い方法

オーストラリアでは、家賃は通常銀行振り込みまたはオンラインポータル経由で支払います。自動引き落としも一般的です。

3. 修繕責任

軽微な修繕は賃借人の責任ですが、経年劣化による消耗品などの修繕は賃貸人の責任となります。

4. 家賃値上げ

オーストラリアでは、契約更新時に家賃が値上げされることが一般的です。相場に合わせて調整されるいますが、賃貸人次第で日本よりも家賃が上がることが多いです。

日本との違い

契約期間:

  • 日本: 2年間の定期借家契約が一般的
  • オーストラリア: 6ヶ月または1年の固定期間、その後自動更新もしくは契約の延長

保証金:

  • 日本: 礼金 (1ヶ月分相当以上) + 保証金 (敷金相当)
  • オーストラリア:保証金のみ

家賃支払い方法:

  • 日本: 銀行振り込み、自動引き落とし
  • オーストラリア: 銀行振り込み、オンラインポータル、自動引き落とし

修繕責任:

  • 日本: 賃貸人が定期的な修繕や設備交換の責任を負う
  • オーストラリア: 軽微な修繕は賃借人、重大な修繕は賃貸人

家賃値上げ:

  • 日本: 契約期間中の値上げは制限されている
  • オーストラリア: 契約更新時に値上げされることが多い

その他

上記以外にも、オーストラリアには独自の賃貸文化や法律があります。家を借りる前に、以下の点に注意しましょう。

  • 大家に強い: オーストラリアは大家に強い国です。テナントは、契約終了とともに延長したくても、退去命令や、契約期間が終わることに家賃の値上げが頻繁にあります。
  • テナントの権利: テナントの権利や賃貸法は州や地域によって異なるため、自分の地域の関連する規制に精通することが重要です。
  • 専門家のサポート: 賃貸手続き全体で疑問や懸念がある場合は、リロケーション会社や法的専門家から助けを借りるようにしましょう。

まとめ

オーストラリアでの賃貸生活は、日本とは異なる点が多くあります。入居前に契約内容やトラブル時の対応方法などをしっかりと理解し、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。もし、賃貸物件に関することで疑問や不安がある場合は、リロケーション会社や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

One thought on “【オーストラリアでの部屋の契約方法】日本との違いを踏まえて具体的に解説

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