メルボルンで映画を楽しむ – Lido Cinemas
こんにちは、Klear Picture GlobalアシスタントのRyomaです。メルボルンの歴史ある映画館、Lido Cinemasについてご紹介します。
メルボルンの文化的な地区として知られるHawthornに位置するLido Cinemasは、1940年代に開館した歴史ある映画館です。当時は単館の映画館でしたが、2015年に大規模な改装を行い、現在の8スクリーンを備えた複合施設となりました。
Hawthornは、メルボルン東部の高級住宅街として知られ、19世紀からの歴史的な建造物と現代的な施設が調和した魅力的な街並みが特徴です。特にGlenferrie Road周辺は、カフェやレストラン、ブティック、書店などが立ち並び、若者から年配の方まで幅広い層で賑わいます。Swinburne大学のメインキャンパスがあることから、多国籍な学生も多く、国際色豊かな雰囲気も魅力の一つです。
映画館内部はスタイリッシュな内装で、ヘリンボーン模様の床材やモダンな照明が印象的です。バーカウンターではポップコーンやドリンク、オーストラリアらしいグルメな軽食を提供しています。照明は間接照明を多用し、落ち着いた雰囲気を演出。カウンター上部のメニューボードは、クラシカルな雰囲気を残しながらも現代的なデザインとなっています。
この日は話題のホラー映画「Smile 2」を鑑賞。通常の映画チケットは20ドル程度ですが、学生割引デーを利用して8ドルという破格の価格で視聴できました。映画は予想以上のJump Scare(突然の驚かせシーン)の連続で、観客からは驚きの声が何度も上がっていました。ホラー映画ならではの一体感も楽しめました。オーストラリアは日本より映画の公開が早いことも多く、この「Smile 2」も日本公開の2週間前に鑑賞することができ、SNSでネタバレを気にすることなく楽しめました。
上映室は比較的コンパクトな設計で、スクリーンがとても大きく、没入感のある映画体験ができます。壁面のX型のライトデザインは、映画開始前のムードづくりに一役買っています。座席は適度な間隔で配置され、快適な視聴環境が整っています。日本の映画館と比べると、前後の座席間のスペースが広く取られており、長時間の鑑賞でもゆったりとリラックスして楽しむことができます。
特筆すべきは、この映画館が単なる映画上映だけでなく、カフェバーとしても機能していることです。映画の前後に友人と談笑できる空間として、地域の社交の場としても重要な役割を果たしています。また、インディペンデント映画から最新のブロックバスターまで、バラエティ豊かな上映プログラムを提供している点も、Lido Cinemasの魅力の一つです。映画鑑賞後は、多くの人々が近くのデザートカフェやレストランに足を運びます。この日も私たちは、Glenferrie Road沿いにあるGelatoショップで映画の感想を語り合いながら、メルボルンの夜を楽しみました。映画館を中心としたこの地域の夜の文化は、若者たちの憩いの場として定着しています。