オーストラリアで日本人が不動産/物件を購入する際の基本ルールと制限まとめ【人気エリアと価格相場も】

オーストラリアはその広大な土地と多様な生活スタイルで知られていますが、日本人にとって不動産を購入することは可能なのでしょうか？この記事では、日本人がオーストラリアで不動産を購入する際のポイント、制限、おすすめエリア、価格相場について詳しく解説します。

オーストラリアの不動産購入基本ルール

外国人がオーストラリアの不動産を購入する場合、一般的には新築物件のみが対象です。これは、外国人投資を新しい住宅の建設に向けて促進し、国内の不動産市場に新たな投資を呼び込むための政策です。ただし、特定のリゾート地域、例えばゴールドコーストの特区では、中古のリゾート物件の購入も可能とされています。

FIRB承認の重要性

オーストラリアで物件を購入する際には、外国投資審査委員会（FIRB）の承認が必要になることがあります。FIRBは、外国人の不動産購入を監督し、投資目的や居住目的によって異なる条件や制限を設けています。承認プロセスを理解し、適切に対応することが成功の鍵となります。この手続きは弁護士により契約時に手続きいただくことになります。

人気のあるエリアと価格相場

オーストラリアでは都市ごとに不動産市場が大きく異なります。主な都市としては、メルボルン、シドニー、ゴールドコーストがありますが、それぞれの特徴と価格相場を見てみましょう。

メルボルン

• 投資目的: メルボルンはオーストラリアでも最も住みやすい都市の一つとされ、投資先としても非常に人気があります。文化的な魅力や教育機関の充実も魅力の一つ。
• 価格相場: 1ベッドルームの新築物件は約6000万円からとなっており、比較的リーズナブルです。

シドニー

• 居住目的: オーストラリアの経済的な中心であり、親子留学や永住を考える家族に人気です。
• 価格相場: シドニーでは、同じく1ベッドルームの物件が約1億5000万円からとなっており、メルボルンと比べると価格は約2倍以上です。

ゴールドコースト

• リゾート物件: 海辺のリゾート地として知られ、休暇を過ごすための物件やセカンドハウスとして選ばれることが多いです。
• 購入可能性: 特区内では中古物件も購入可能です。

ブリスベン

• 投資目的: インフラ整備の建築需要もあり、暖かい気候を求める方には人気の都市です。
• 価格相場: 1ベッドルームの新築物件は約6050万円からとメルボルンより少し高いですが、戸建て物件についてはシドニーやメルボルンに比べてお求めやすいです。

日本との価格比較

オーストラリアの物件が日本、特に東京の物件と比較してどうか見てみましょう。東京の港区などでは平米単価が平均330万円 から400万円前後ですが、メルボルンでは平米単価は約100万円前後、シドニーでは約250万円前後となっており、特にメルボルンは高品質でありながらも割安に感じられるでしょう。

オーストラリアで不動産を購入することは、日本人にとっても非常に魅力的な投資機会を提供します。適切な準備と理解をもって臨めば、生活の質を高める素晴らしい物件を見つけることが可能です。しかし、FIRBの承認や投資規制を含む法的要件には特に注意が必要です。希望するエリアと物件の種類によって異なる市場の動向を把握し、最適な投資を行いましょう。