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オーストラリア不動産市場【2024年11月最新トレンド】

Posted by TeradaTamaki on 01/12/2024
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今回は、オーストラリア不動産11月の最新トレンドについてご紹介です。

オーストラリアの不動産市場は、2024年を通じて強力な成長を見せており、特にブリスベン、アデレード、パースがその勢いを牽引しています。以下は最新データとともに、市場の動向と見通しを詳細に解説します。

参考:MICHAEL YARDNEY’s property update by METROPOLE

1. 全国の住宅市場動向

  • 住宅価格の推移
    • 全国の住宅価格中央値は11月四半期に0.6%上昇し、$1,163,921に達しました。
    • 過去22カ月間で21カ月増加しており、年間で7.1%、2年間で15.1%上昇しています。
  • 都市別の動き
    • 上昇傾向: ダーウィンとキャンベラがトップの1.7%上昇。続いてパース(+1.3%)、ブリスベン(+1.0%)、シドニー(+0.7%)、アデレード(+0.4%)。
    • 減少傾向: メルボルン(-0.1%)、ホバート(-1.4%)は下落傾向にあります。

2. ユニット(集合住宅)市場動向

  • 全国のユニット価格
    • 11月には0.2%の増加で$663,202に達しました。
    • 年間で5.7%の上昇を記録し、2カ月連続で増加しています。
  • 都市別の動向
    • 好調な都市: ブリスベン(+2.2%)、アデレードとホバート(+0.4%)。
    • 停滞・下落都市: メルボルン(-0.3%)、パース(-1.1%)。

3. 年間成長率トップ都市の詳細

  • ブリスベン
    • 住宅価格:年間+15.4%、2年間で+25.9%。
    • ユニット価格:年間+26.3%、2年間で+42.4%。
    • 強い人口流入と経済成長が市場を支えています。
  • パース
    • 住宅価格:年間+24.4%、2年間で+41.7%。
    • ユニット価格:年間+24.7%、2年間で+38.0%。
    • 鉱業ブームの恩恵を受けた地域経済の回復が背景にあります。
  • アデレード
    • 住宅価格:年間+14.8%、2年間で+27.4%。
    • ユニット価格:年間+20.2%、2年間で+35.6%。
    • 地元の経済成長と比較的低価格の住宅市場が投資家を引き付けています。

4. 各都市の市場展望

  • シドニー
    • 住宅・ユニット市場ともに安定した成長を維持。
    • 高価格帯市場が牽引しつつも、利下げ期待でさらなる需要増が見込まれます。
  • メルボルン
    • 内部の高価格帯市場が引き続き停滞。ただ現在が底であると見込まれている。
    • 一部地域では若干の回復が見られる。

ホバート

  • 年間ベースで住宅価格は-2.1%、ユニット価格は-6.0%と苦戦。
  • 市場規模が小さいため、外的要因の影響を受けやすい。

5. 市場を支える要因

  • 経済の強さ
    • 失業率の低下と賃金の増加が市場を下支え。
    • 移民の増加により、住宅需要が持続的に高まっています。
  • 金利の動向
    • RBA(オーストラリア準備銀行)は2026年まで利下げを行わない見通しが予測されている。
    • しかし、インフレ圧力の低下が市場の安定に寄与しています。
  • 住宅供給不足
    • 建設業の供給が需要に追いつかず、空室率が低水準。
    • 高い家賃が市場に新たな投資家を引き付けています。

6. 投資家へのアドバイス

  • 短期的: 高い家賃収入を狙った賃貸物件が魅力的。
  • 中期的: 利下げが近づくとともに、住宅購入需要が増加し、価格上昇が期待されます。
  • 長期的: 移民増加と供給不足が続く限り、不動産市場は安定した成長を続ける見通し。

オーストラリアの不動産市場は、ブリスベン、アデレード、パースといった主要都市が特に強力なパフォーマンスを示しており、2024年も引き続き堅調な成長が期待されます。一方で、メルボルンやホバートなど、回復に時間がかかる都市もあります。長期的な視点で見れば、人口増加と住宅不足が市場の成長を後押しするため、投資家にとって引き続き有望な市場です。

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