【アラサー夫婦のオーストラリア留学記#6】トライアル不採用の挫折を乗り越えた経験をシェア
こんにちは。アシスタントのKazusaです。:)
本日のブログでは、オーストラリアでトライアル・アルバイトとして実際に働いてみた感想を皆様にシェアさせていただきます!
留学記#5では、アルバイトの探し方や準備したことについて詳細を書きましたので、まだ見ていない方はぜひそちらもご覧ください:)
オーストラリアで実際に働いてみた感想
不採用になってしまったトライアルの体験談
留学記#5の通り、Webから約200件のアルバイトに応募したところ、5件の返信をいただきました。
そのうちの1件では、トライアルまで進むことができました!!
返信はSMSで届き、場所や時間、服装などの詳細が記載されていました。
トライアルは約2時間の予定とのことでした。ただ、オーストラリアのトライアルは無給で行われることが一般的。最初は「2時間も時給なしなんて!」と驚きましたが、これもオーストラリアで働くためだと思い、挑戦してみることにしました。
ですがトライアルへ行った結果は惨敗でした。😭😭😭採用は見送りに…
私にとっては初めての海外での仕事体験。
やはり、オーストラリア本場の英語が早すぎてほとんど聞き取れず、悔しい思いをしました。😭
おそらく、英語力の問題で採用には至らなかったのだと思います。
では、残念ながら不採用になってしまったトライアルの様子を振り返ってみましょう。
不採用になってしまったトライアルでの体験談
某ケバブ屋さんでトライアルに挑戦したのですが、お店はとても忙しく、スタッフも皆、せわしなく動き回っていました。
そんな中、トライアルの対応ができないほど慌ただしい様子で、「とりあえずそこに座ってて」と、お客さんのテーブルに案内される始末。なんとも言えない状況でした…。
ようやく1時間ほど経った頃、「じゃあ、キッチンに来て調理を手伝って」と声をかけられました。
「私、ホールの接客業だと思ってきたんですが…キッチンの経験はないですよ」と一応説明しました。
ですが、先輩からは「大丈夫、簡単な仕事だから。とにかくやってみて!」と軽い返事😅
予想通り、調理経験のない私にとっては、ケバブに盛る野菜の量を間違えたり、別のソースをかけてしまったりと、うまくいかないことばかり…。
「量が多すぎる!」「それは違うソースだよ!」と、何度も注意されました。😭
説明も丁寧とは程遠く、機械的に説明され「さあ、やってみて!」と言った感じでした。
一度にほぼ全てのレシピを教えられても、そんなの無理です。完璧に作れるわけありません…
さらに、キッチンのリーダーらしき中華系スタッフの英語が速すぎて、何度か「Could you say that again, please?」と尋ねることに。最初は返答してくれたものの、回数を重ねるうちに次第に呆れ顔をされ、ついには指示も出してもらえなくなってしまいました。
数回聞き直しただけで露骨に機嫌が悪くなると、こちらも萎縮してしまい、本領発揮どころではありませんでした。嫌な顔されないかな?とビクビクしながら仕事をすることになり、結果的にうまく動けなくなっていました。
トライアルが終わった後は、Thank you!と言ってくれましたが今でもこの経験を思い出すとヒヤヒヤします。日本語であれば、すぐに動けるような作業内容も英語になると何度も聞き直しが発生して、ここまで動けなくなるのか…と
帰りに、「今日の経験はとても良かったです。ここで働きたいです!」とオーナーにアピールのメールしましたが返事は来ませんでした。
不採用になったとしても、その連絡が来ると思ってましたが、結局何も音沙汰無しでした。
(1年経った今でもありません笑)
といった感じで、英語力のなさと慣れないキッチン業務で印象は悪く惨敗してしまいました。
ジャパレスでの体験談:採用までの流れ
トライアルでは残念ながら不採用になってしまいましたが、
次は採用に繋がったケースを見ていきましょう!:)
留学記#5の通り、「近所のお店に直接メールを送ってアプローチする」方法で仕事をGetしました。
私は運良くたまたまいいタイミングで近所のジャパレスに直接Applyし採用されました。
ジャパレスでの面接
「ぜひ、あなたのお店で働きたいです!」とメールを送ってから数時間後、すぐに返信がありました。「明日、面接に来られますか?」とのお誘いに、他の応募者に枠を取られないよう、即レスで「行けます!」と返事をして、面接が確定しました。
お店に到着すると、オーナーは中華系ベトナム人で、ニコニコしててとてもいい人そうでした。
何歳?何ビザでオーストラリアにいるの?これまでの職歴は?
と普通に会話をする感じで質問されて、1つずつ丁寧に答えていきました。
回答する際、短い文章でも全然OK!
ちゃんと聞かれたことに対して答えることができ、特に違和感なく面接も終了しました!
この面接で意外にもオーナーの言っていることもしっかりわかるし、自分の言いたいことも英語でポンポン出てきており、トライアルに落ちた時よりもだいぶ英語力が伸びたかな?と気づきました。
以前のトライアルで英語をうまく聞き取れず、不採用になってしまったことは、本当に悔しくてたまりませんでした。このままではいけないと感じ、危機感を持って英語の勉強に本気で取り組むようになりました。いわゆる「ブレイクスルー」だったのでしょうか。
とにかく、小さなことでもいいから英語学習は止めないことを意識してたと思います。
話す機会を増やそうと、学校の友達と積極的に遊びに行ったり時間がある時にはYoutubeのBBC Learning Englishを聴くようにしていました。
その甲斐もあり、英語で面接も問題なく終了し1週間のトライアルをすることになりました。
ジャパレスで実際に働いた体験談
前回のトライアルではホールだと思っていたのに、いきなりキッチン担当にされてしまった経験があったので、「また同じことが起こるかもしれない…」とビクビクしながら初日を迎えました。😅
さらに、仕事を早く覚えて動けることをアピールしなければ、またトライアルで落とされてしまうかもしれないという焦りもすごかったです。
メニューを全部覚えて、レジの操作もできるようにならないと…と、
プレッシャーで頭がいっぱいでした。
そんな中、マレーシア人の先輩が「Kazu, 緊張しなくてOK!! ここはそんなに忙しくないし、焦らなくて大丈夫!」と優しく声をかけてくれたのです。
先輩の言葉に、どれだけ救われたことか。
「急いで失敗するよりも、時間をかけて丁寧に仕事をすればいいんだよ」と言われ、リラックスできました。😭
確かに、トライアルのお店と比べると、ジャパレスはそこまでバタバタしておらず、スタッフも和やかな雰囲気だったと思います。
初日ということで、レジを打ったりメニューを全て覚えないと!と意気込んでいましたが、実際には食事やドリンクをサーブしたり、簡単な掃除をした程度で終わりました。
トライアルで不採用になることへの不安から、私は極度に緊張していました。
そこで、初日の終わりに先輩に思い切って尋ねました。
「今日の私の働きぶりはどうでしたか?明日以降、改善できることがあれば教えてください」と。
先輩は「そんなに心配しなくて大丈夫!」と言いながら笑ってくれました。
日本人は真面目すぎるよ!もっと気楽でいいから!と言われました。
その後は日本に馴染みのあるメニューが多かったこともあり、
トライアルの仕事に慣れていきました。
(▲▲お店の席数もフロントとバック合わせて30席くらいでした。
仕事終わりに先輩たちと客席でおしゃべりしてから帰るのが日課でした笑)
ジャパレスとはいえ、私以外のスタッフは全員外国人で、日本人は私ひとりでした。最初はとても不安でしたが、簡単な英語を使うことを心がけ、コミュニケーションや仕事は特に支障ありませんでした^^
「わからないことはそのままにしない」というモットーで、積極的に先輩に質問してましたね!
何度か仕事のことで尋ねるうちに、徐々にプライベートな話もできるようになり、先輩たちと打ち解けていきました。
オーストラリアのアルバイトはメリットがたくさん!
先輩たちと英語を使う機会がどんどん増えると、
自然と語彙や使えるフレーズも身につくようになり英語力も伸びていきました。
このおかげでTOEFLのSpeakingも12点→21点まで伸びたのだと思います😀
また、仕事中に暇な時間があると、おすすめのYouTubeをスマホで見せ合ったり、日本語を教えたりと、楽しい時間も過ごせました^^ このおかげで、仕事も一層楽しく感じられました。
日本ではアルバイト中にスマホをいじるのは御法度なイメージでしたので最初は躊躇してましたが、先輩にここは「日本じゃない、メルボルンだからいいのよ!」と笑われそこからは割と自由に働かせてもらうようになりました😆
とても楽しかったです。
また、アルバイト後は美味しい賄いももらってました。
(▲▲アルバイト先の賄いです。日本風のお弁当やまぜそばなどを頂いてました。
お客さんは約20ドル支払わなければなりませんがスタッフは無料でもらうことができました😄)
日本の調味料を使っていましたので、味も美味しかったですよ!😋
私にとってはお金を稼ぎながら英会話をし、しかも無料で美味しい食事をGETできるという素晴らしい機会となりました(笑)。
オーストラリアでアルバイトするメリットはたくさんありますね!!:)
今回は楽しかったアルバイトの経験談をお話ししましたが、もちろん楽しかったことばかりではありませんでした。辛かったことや失敗してしまったこともたくさんあります。それはまた今後のブログに書かせていただきますね🍀
英語力は必須であると痛感
ジャパレスで働き始めてから数ヶ月後、日本人の方がレジュメを配りに来ている場面に遭遇しました。その方はまだ英語に慣れていない様子で、オーナーから「How old are you?」と尋ねられた際、質問を何度か聞き返していました。
しかし、その何度かの聞き直しがオーナーにとっては印象が悪かったようです。「英語でのコミュニケーションが難しそうだから、彼女は採用しない」とオーナーは言っていました。😭
このように、数分の短い会話で全てが判断されてしまうことを痛感しました。私も、この短いやり取りが原因でトライアル不採用になったのだろうと思います。
しかし、コツコツと学習を重ねることで基本的な英語力を身につけることができました。具体的には、相手の言っていることが約80〜90%理解でき、自分が言いたいことをパッと表現できるようになりました。
このおかげで、アルバイトとして問題なく働くことができました。
仕事の獲得には運やタイミング、さらには職場環境も大きく影響します。
しかし、英語力が原因で採用の機会を逃すということだけは避けたいので、基本的な英語力を獲得するまでは頑張りましょう!💪💪💪
運 + 英語力で仕事GETできるチャンスが増えるように留学生の方々には頑張ってほしいです!
応援しております!!
今回は、トライアルと実際のアルバイトとして働いた体験談をシェアさせていただきました。
次回は仕事に関連したテーマとして、インターンシップやフルタイムの仕事探しおよび面接に関する経験談を詳しくお話ししたいと思います。
次回もお楽しみに!:)