【実は簡単】オーストラリアで起業・会社設立する手順
オーストラリアで起業・会社設立を考えている方はぜひこの記事をご覧ください。オーストラリアでの会社の設立についての手続きは、実はそこまで複雑ではなく、コスト面でも大きな負担はないのです。
日本にいながらオーストラリアで会社を設立することも可能です。その具体的な手順と考慮すべきポイントを説明しますので、ぜひ最後までお読みください!
オーストラリアで会社を設立するための具体的な手順
1. 会社形態の選択
- Private Company (Pty Ltd) が最も一般的です。Pty Ltdは日本語に訳すと、非公開株式有限責任会社という意味です。
- Public Company (Limited) なども選択肢にありますが、要件が厳しくなります。
2. 会社名の決定と登録
- ASICのウェブサイトで会社名の使用可能性を確認します。
- 会社名に「Pty Ltd」を含める必要があります。
3. ASICへの会社登録
- ASIC Connectを利用してオンラインで会社を登録します。
- 必要な情報:
- 会社名
- 会社の登録住所(オーストラリア国内)
- 少なくとも1人の居住オーストラリア人取締役
- 取締役と株主の詳細
- 会社の業務内容
- 登録料は$506(2023年時点)。
4. Australian Business Number (ABN) の取得
- Australian Business Register (ABR)のウェブサイトでオンライン申請。
- 申請には会社の情報や活動内容が必要です。
- 申請後、通常数分でABNが発行されます。
5. 税務登録
- 売上が$75,000以上になる場合、Goods and Services Tax (GST)に登録する必要があります。
- Pay As You Go (PAYG) withholdingやFringe Benefits Tax (FBT)の登録も必要に応じて行います。
6. 会社銀行口座の開設
- 法人登録証明書やABNを持参して、オーストラリアの銀行で法人名義の銀行口座を開設します。
7. その他のライセンスと許可
- 業種によっては追加のライセンスや許可が必要です。詳細はAustralian Business Licence and Information Service (ABLIS)を参照。
注意点
1. 居住オーストラリア人取締役の要件
- オーストラリアの会社法では、最低1人の取締役がオーストラリア居住者である必要があります。現地で信頼できるパートナーを見つけるか、プロフェッショナルサービスを利用することが求められます。
2. 登録オフィスの住所
- オーストラリア国内の登録オフィス住所が必要です。多くの場合、ビジネスサービスプロバイダーや法律事務所が住所提供サービスを行っています。
3. 現地の専門家のサポート
- 法律事務所、会計事務所、ビジネスコンサルタントなどの現地の専門家を利用すると、法的要件や手続きを確実に行えます。
4. オンライン手続きの利用
- ASICやABRのオンラインポータルを活用することで、日本にいながらほとんどの手続きを完了することが可能です。
会社設立のポイント
1. 専門家の選定
- オーストラリアで信頼できる法律事務所やビジネスコンサルタントを選び、設立手続きをサポートしてもらいます。
2. オンライン登録の実行
- ASIC ConnectやABRのウェブサイトを使用して、会社名の登録、法人登記、ABN取得などをオンラインで完了します。
3. 居住取締役の手配
- オーストラリア居住者の取締役を確保するため、現地のパートナーと契約するか、プロフェッショナルサービスを利用します。
4. 登録オフィスの手配
- ビジネスサービスプロバイダーを利用して、オーストラリア国内の住所を登録オフィスとして使用します。
まとめ
日本にいながらオーストラリアで会社を設立することは、適切な準備とサポートがあれば十分に可能です。オンライン手続きの活用と現地の専門家のサポートを受けることで、スムーズな設立が期待できます。Klear Picture Globalでは、オーストラリアでの起業について何から始めたらいいか、初歩的なことでもアドバイスさせて頂きますのでお気軽にご相談ください。