【2025年2月最新版】オーストラリアの不動産価格トレンド情報
今回はオーストラリアの不動産市場について、2025年1月のデータをもとに、最新情報をお届けしたいと思います。オーストラリアで不動産の購入をご検討の方は、ぜひお役立てください。
※参考:https://www.domain.com.au/
2025年の住宅価格はスロースタート
2025年の全国住宅価格は低調なスタートを切りました。主要都市では戸建て価格の下落が目立ちましたが、ユニット(集合住宅)は比較的安定した動きを見せています。2023年・2024年は全国的に住宅価格が上昇しましたが、2025年の年明けはホリデーシーズンの影響や住宅価格の高騰による購入力の低下が反映された形となっています。それでも、過去24か月のうち22か月で住宅価格は上昇し、2025年1月までの1年間で6.7%の上昇、2年間では15.9%の上昇を記録しました。
2025年の価格予測:緩やかな上昇へ
2025年も住宅価格は上昇すると予測していますが、そのペースは2024年よりも鈍化すると見ています。
- 好調が続く都市:ブリスベン、パース、アデレード
- 回復待ちの都市:メルボルン(市場の自信回復がカギ)
- 堅調な推移:シドニー(価格上昇の余地はあるが、購入力の低下が成長を抑える可能性)
長期的には、移民増加・低失業率・金利引き下げの可能性が住宅市場を支える要因となると考えられています。
住宅建築許可数の減少が深刻
住宅供給の観点から見ると、新築住宅の供給不足が引き続き問題視されています。
- 2024年12月の建築許可数は前月比3.8%増加(11月は5.3%減少)
- ユニット(集合住宅)の許可は15.2%増
- 戸建ての許可は3%減少
しかし、建築許可が増えたとしても、実際に建設される住宅数は政府目標の5年間で120万戸に大きく届かない見通しです。さらに、建築コストの高騰も新築住宅の供給を圧迫する要因となっています。
特に2024年は、メルボルンとパースが新築住宅の許可数で全国平均を上回る結果となりました。
2025年オークションシーズンは好調な滑り出し
2025年の住宅オークションシーズンは、堅調な取引件数と高い落札率でスタートしました。年明けの市場が活発であることから、今年も引き続き住宅価格の上昇が期待されています。特に、政策金利の引き下げの可能性が市場の楽観ムードを後押ししており、これが2025年の住宅市場にプラスの影響を与える可能性があります。
- 2025年の住宅価格はスロースタートながら、年内は穏やかな上昇が見込まれる
- 住宅建築許可の増加は限定的で、政府目標には大きく届かない可能性
- 2025年のオークション市場は好調に始まり、住宅市場の成長を示唆
不動産供給不足は依然として問題にになっています。
このようなことから不動産価格も下がりにくく、また安定した賃貸経営や価格の上昇も見込める、今のような低迷期に不動産検討するのはおすすめです。ご検討される方はぜひお気軽にご連絡ください。